Exitなう
ルール
MAPについて
MAPボードには、次のようなマスがあります。
床 | 人間もゴーストもここを通ることができます。 | |
壁 | 人間は通ることができませんが、ゴーストは条件が合えば通ることができます。 (ゴーストが壁を通る条件は後で説明します) | |
水 | 人間は通ることができませんが、ゴーストは通れます。 (本作では水はプレイに関係しない場所にのみ配置されています) | |
出口ドア | 人間側のゴールです。 出口のカギを持ってこの位置にたどり着いたプレーヤーの勝利です。 | |
イベント チップ 配置場所 |
プレイ開始時にイベントチップを置きます。 ゴーストはイベントチップを壁として扱います。 イベントチップを取った後は床と同じ扱いです。 | |
ドア 配置場所 |
イベント:ドア封鎖を引いたとき、このマスにドアチップを配置します。 ドアチップ配置までは床と同じ扱いですが、ドアチップ配置後は壁と同じ扱いになります。 ドアは、A/B/Cの3種類あります。 | |
人間スタート位置 | 人間プレーヤーのスタート位置です。床と同じ扱いです。 | |
ゴースト スタート位置 |
ゴーストプレーヤーのスタート位置です。 再スタート位置も同じです。床と同じ扱いです。 | |
人間再スタート位置 | 人間プレーヤーの再スタート位置です。 ゴーストに確保された後に復活した場合はこの位置からの再スタートします。 床と同じ扱いです。 |
チップについて
MAPボード上に配置されるチップには以下のものがあります。
人間コマ | 人間役プレーヤーのコマです。色違いで5人分あります。 | |
ゴーストコマ | ゴースト役プレーヤーのコマです。 最大で3体まで現れます。 番号で区別し、小さいほうから順に行動します。 | |
イベント チップ |
イベントチップ配置場所に置かれます。 人間プレーヤーがここに止まると、イベントカードを引きます。 イベントカードがActionならカードの指示に従いItemならアイテム入手です。 | |
没収アイテム 置き場 |
アイテム没収後に、没収されたアイテムを入手できる場所です。 | |
木製ドア (通常ドア) |
ドアA/B/Cが閉鎖されたとき、ドア配置場所に置かれます。 アイテム「つるはし」を持っていれば壊すことができます。 |
ゲームの準備
・MAPボードを正方形になるように並べます。
(通路の壁はMAP外側になるように配置します。
センターピースの使用面、置く向きは自由です)
・<塔/墓地>のゴーストスタート位置にゴースト①コマを配置します。
・イベントマスにイベントチップを1枚ずつ配置します。
・イベントカード(アイテムカードとアクションカードの両方)をよく切り、
MAPの近くに裏返しで積んでおきます。
・ゲーム進行に応じて没収アイテム置き場と使用済みアイテム置き場が
必要になりますので、それぞれの場所をMAPの近くに確保しておきます。
・役割と人間役のプレイ順(行動順)を決めます。
ゴースト役は人間役が全員行動した後に行動します。
(例えば、最近幽霊を見た人がゴースト役、
ゴースト役の左隣から時計回りに行動する。などしてください)
・人間役のプレーヤーがそれぞれ何色のコマを使うのかを決め、
人間コマを手元に用意して準備完了です。
人間役は初回移動時にスタート位置にコマを配置し、サイコロを振り行動します。
(リスタート時も同様に、行動開始前にコマをMAP上に移動させます)
遊び方
移動について
人間とゴーストでは移動の仕方が異なります。
人間役のゲームの進め方
人間は、サイコロを振り、出た目の数までマスを進みます。
1回の手番で同じマスを往復することはできません(バック禁止)が、
同じところをぐるぐる回ることはできます。
また、途中で止まることはできませんが、
例外として、イベントチップかアイテムチップのあるマスには途中で止まることができます。
また、鍵を持っているとき、つるはしを持っているときは、扉のマスに止まり、ドアを開ける。
または壊すことができます。
イベントについて
イベントチップの置かれたマスに止まったプレーヤーは、イベントカードを引きます。
イベントカードは、山の下から1枚引きます。
引いたイベントカードがアクションカードだった場合、その場で裏返し、
そこに書かれたイベントを発生させます。
・ゴースト追加(2枚) ゴーストスタート位置にゴーストコマを配置します。 ゴースト役のプレーヤーは、ゴーストを1体ずつ順にサイコロを振り移動させます。 | |
・ドア封鎖(ABC各1枚、計3枚) A,B,Cの3種類あります。該当するドアを閉めます。 ドアは壁と同様に扱います。封鎖されたドアはつるはしで壊す以外開けることはできません。 ドア封鎖時に、ドアのマスにプレーヤーがいる場合、 そのプレーヤーはドアに挟まれ死亡になります。 ゴーストにつかまった場合と同じく、復活するまでゲームに参加できません。 | |
・MAP交換(1枚) 指示通り、MAPパーツを移動させます。 MAP上にコマがある場合は、コマごと移動させます。 | |
・センターピース回転(1枚) センターピースを時計回りに90度回転させます。 センターピース上にコマが乗っている場合、コマごと移動させます。 |
引いたカードがアイテムカードだった場合、誰にも見せずに自分の手元に置いておきます。
アイテムを使用するタイミングは、アイテムによって異なります。
・出口のカギ(2枚) 出口のドアを開けることができます(開けたプレーヤーが勝者です) 移動時に出口ドアの上へ移動しアイテムの使用を宣言します。 | |
・十字架(2枚) ゴーストを退治することができます。 ゴーストに接触した際にアイテムを使うことを宣言します。 (使わなかった場合、ゴーストに確保されたときの手順に従います) | |
・サイコロ×2(2枚) サイコロを2回振り、その合計だけ移動します。 サイコロを振る前にアイテムの使用を宣言します。 | |
・7マス移動(2枚) サイコロを振らず7マス移動します。 (サイコロを振って7が出たと仮定します) サイコロを振る前にアイテムの使用を宣言します。 | |
・つるはし(2枚) アクションカードの効果で封鎖されたドアを1つ破壊できます。 移動時にドアの上へ移動し、アイテムの使用を宣言します。 ドアの破壊自体には移動コストはかかりません。 |
アイテムは1枚につき1回しか使えません。
使用済みのアイテムカードは使用済みカード置き場へ移動させます。
人間の移動先に人間がいた場合
人間同士であれば上を通過することができます。
すでに人間コマがあるマスに止まった場合、
後から来たプレーヤーのコマを上に重ねます。
さらに、下にあるプレーヤーからアイテムカードを1枚奪うことができます。
また、下になったプレーヤーは1回休みとなります。
重なっているところにまた別のプレーヤーが来た場合、
自分の下になっているプレーヤーそれぞれから
1枚ずつアイテムカードを奪うことができます。
ゴースト役のゲームの進め方
ゴーストは、サイコロを振り出た目の半分(小数点以下切り上げ)だけ
障害物に当たるまで直進します。
具体的には、1・2なら1回。3・4なら2回。5・6なら3回進みます。
障害物とは、壁、扉、イベントチップ(アイテムチップ)、人間コマです。
(人間コマに当たった時は後述)
ゴーストは途中で止まることはできません。
また、ゴーストは1マスの壁を、行動2回分を使って通り抜けることができます。
ゴーストが複数になった場合、番号の小さいほうから順に行動します。
人間同様にゴースト同士も上を通過していきますが、
同一マスに複数のゴーストがいる場合は人間と違い、1回休みになることはありません。
常に番号順にすべてのゴーストを移動させていきます。
ゴーストは場所によっては、同じ場所を往復するしかできなくなることが
あるかもしれません。(ないようにMAPを作っているつもりですが)
他に行動ができないときのみ、同じ場所を往復しても構いませんが、
基本的には人間同様、同一ターン内でのバックは禁止です。
ゴーストが人間を捕まえた場合
ゴーストが人間コマにぶつかった場合、ゴーストは人間コマの上に乗ります。
このとき、ゴーストの移動数が残っていたとしてもそこで移動終了です。
ゴーストに捕まったプレーヤーは、
十字架カードを使用してゴーストを退治することができます。
ゴーストを退治した場合、ゴーストコマをMAPから取り除き、
十字架カードは使用済みアイテム置き場へ移動させます。
十字架を使用しない場合、ゴーストはプレーヤーの確保に成功です。
捕まったプレーヤーのコマをMAPから取り除きます。
捕まったプレーヤーがアイテムを持っていた場合、
アイテムカードは伏せたまま没収アイテム置き場に移動させます。
MAP上にアイテムチップが出ていない場合、
ゴースト役がイベントチップのないイベントチップ配置場所のどこかに
アイテムチップを置きます。 アイテムチップのあるマスに止まったプレーヤーは、
その時点での没収アイテムをすべて手に入れることができます。
複数のプレーヤーの確保
人間コマが重なっているところにゴーストがさらに重なった場合、
人間コマの一番上のプレーヤーから、十字架を使用するかの判定を順に行います。
誰も十字架を使用しなかった場合、全員確保になります。
捕まったプレーヤーの行動
ゴーストにつかまったプレーヤーはMAPから取り除かれますが、
自分の手番の時に復活をかけてサイコロを振ります。
6の目が出た場合、プレーヤー再スタート位置にプレーヤーコマを移動させます。
(実際に移動できるのはその次の手番からです)
ゴーストがすべて退治された場合
ゴーストがいなくなった場合、ゴースト役のプレーヤーは自分の手番になると
ゴーストの復活をかけてサイコロを振ります。
6の目が出た場合、ゴーストスタート位置にゴーストコマを置きます。
(実際に移動できるのはその次の手番からです)
復活するゴーストはMAP上にゴーストがいないときに1体のみです。
2体から1体に減った場合は復活の対象になりません。
ゲームを楽しむためのHint
・MAPの組み合わせ方は全部で576通りあります。
・最初はエントランスと墓地/塔を隣り合わないように配置したほうがいいでしょう。
さらにセンターピースがその2枚を隔てるようにすると
序盤でいきなりゴーストにつかまるということが防げます。
・ゴーストは思いのほか早く近づいてきます。
近づかれる前に早くアイテムを入手して、行動力の不利を取り返すようにしましょう。
・アイテムを取りにいかず、出口を目指すプレーヤーは出口のカギを持っている可能性が高いです。
ゴーストからも人間からも狙われることになるでしょう。
特に、人間vsゴーストという構図のようでいて、
ゲーム終盤には人間vs人間の争いが起こることもよくあります。
チームで共闘するのか、個人の勝利を目指すのか。
ゲーム開始時点で打ち合わせをしておいたほうがいいでしょう。
・ゲームの性格上、ゴーストはゲームマスターに近い存在といえます。
ゴーストも勝利を目指すのは当然ですが、
あまり同じ場所で待ち伏せに近い行為をすると人間も同じ場所をぐるぐると回り、
動きが止まってしまいます。
ゲーム進行が膠着した場合、待ち伏せ等をやめ、
人間たちに移動してもらうようにしてください。